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捕食植物、ユーリデッキ解説

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オープニングのこのユーリ大好き。というかユーリ大好き。(個人的な感想)

このページの捕食植物は後攻をとる想定で解説しています。

僕個人のデッキ解説記事ですが、捕食植物を詳しく知りたい人これから組もうとしている人の役に立ったら良いなという気持ちで色々書かせてもらいました!

最後まで読んで下さると嬉しいです!

 

※6/22更新、さらに捕食植物に詳しくなれる追加記事も用意しました!

honeycardgame.hatenablog.com

 

 

 

デッキレシピ

コンセプトは融合召喚と捕食カウンターでいやらしく攻めるユーリらしい捕食植物」です。

デッキレシピ(2020/4/1~想定)

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捕食植物(プレデタープランツ)とは

遊戯王ARC-Vの登場人物「ユーリ」が使用する。

第9期に登場した闇属性植物族で構成された融合召喚デッキ。

フュージョンドラゴンを扱うので闇属性ドラゴン族の融合モンスターも使用する。

 

デッキとしての捕食植物の特徴

捕食カウンターという特殊なカウンターを相手に付与し、相手のカードに利用する動きをする。

融合テーマらしく複数の融合モンスターを使い分けて戦い、融合モンスターも相手に干渉するカードばかりで構成されるので名の通り「捕食」するように立ち回ることができる。

 

 捕食植物ならではの主な強み

融合モンスターの対エースモンスター性能

豊富な選択肢の融合モンスターを持ち、ほぼすべてのモンスター(耐性)に対する解答をもっていることです。個々の解決力が高く使い分けすることでさらに相手に圧をかけられます。

 

具体例

 

青眼の究極竜と相討ちが取れる戦闘力を持つ「キメラフレシア

 ・対象を取らない効果で相手の攻撃力を参照し「効果を受けない」「対象にならない」という耐性を持つモンスターを戦闘破壊可能な「スターヴ・ヴェノム」

 ・戦闘と効果で破壊されないというモンスターを無効化して攻撃力を0にして戦闘破壊できる「グリーディーヴェノム」

 

これ等のモンスターを「捕食惑星」「プレデター・プライム・フュージョン」「超融合」スペルスピード2の効果で融合召喚できることも強みです。

相手の動きに合わせてこちらの融合モンスターも変えて相手を逃がさないようにしましょう。

 

捕食カウンター等の豊富な搦め手

 融合モンスターの解決力だけではなく捕食カウンターを活かしたメインギミックの解決も目を見張るものがあります。捕食カウンターによる搦め手は気が付いた時には回避が難しいものが多く、捕食植物をよく知らない相手なら防ぐことは難しいです。(※知ってたら知ってたで一挙動一挙動がブラフが有効になるんですけどね←)

これ等の搦め手は融合召喚につなげる動きもあるので搦め手で相手をはめた後に上記の強力な融合モンスターの選択肢をとることが出来ます。

 

具体例

・カウンターさえ乗っていれば壊獣のようにリリースする「ドロソフィルムヒドラ

・通常召喚から大型モンスターの除去が狙える「セラセニアント」「フライヘル」

・相手モンスターを融合素材にする「超融合」「サンデウキンジー」「プレデター・プライム・フュージョン

・発動コストにドロソフィルムヒドラを選択すれば、「効果を受けない」以外の耐性持ちに対して「対象を取らない破壊以外の除去」をコストで行うことができる「捕食計画」

 

 

 

 捕食植物ならではの主な弱み

 自分のカードの増やしにくさ

 同じ第九期に登場した同期の融合テーマ「シャドール」「ファーニマル」「月光」「召喚獣等に比べて手札が増えにくいです。

捕食植物には一枚で完結したサーチカードがなく、融合召喚の素材にしたときにアドを補うカードがフィールドに存在するセラセニアントのみです。

相手が手間をかけて召喚したエースモンスターを軽い消費で突破できたとしてもあくまで「相手より軽い消費」であって失うものはしっかり失います。

なので、魔法トラップが戦略の要でエースモンスターに依存しないデッキがとても苦手です。

 

 

 

狙いたい動き

 

上記の強みを活かし、弱みを補うために意識することです。

 

①キメラフレシアの効果を発動させる。

まず捕食植物の強みである融合モンスターの使い分けができる状況を目指します。

相手によって有効な融合モンスターを使い分けるためには「次に融合召喚するための手段」を補給する必要があります。キメラフレシアは墓地に送られた次のスタンバイフェイズに「融合」「フュージョン」魔法をサーチする効果があります。

このキメラフレシアの墓地効果を意地でも使いたいですが、相手もそうはさせまいと除外やバウンス効果を狙ってきます。

 

そのために 

キメラフレシア+スペルスピード2の融合効果

という状況を作ります。

 

・墓地に送らなければいけないキメラフレシアが除外やバウンスを狙われた時、それに反応して融合召喚の素材にすることで除外バウンスを躱して墓地に送ることができる。

・戦闘特化のキメラフレシアから無効効果持ちのドラコスタペリアにすることで相手の対処を難しくする。

という利点があります。

さらにキメラフレシアを相手ターンに墓地に送ることが出来るので、その場合次の自分のスタンバイフェイズにサーチ効果が発動します。つまり、サーチ先を相手の残した盤面と自分のドローしたカードを見てから選ぶことができます。これができるとより相手に合わせた融合が可能になります。

 

キメラフレシアでサーチする融合魔法たち 

 

超融合

相手も警戒してくるでしょうけど使える盤面ならこれが1番強い。

追撃にも使えますし、状況によっては妨害にも使えます。

 

簡易融合

1枚でとりあえず除去したい時、スタペリアに効率よく繋げたり小回りの効くカード。

 

融合回収

リカバリー用カード

同じリカバリー用の再融合にくらべて新たに出す融合モンスターを自由に選べるのが長所です。

 

オッドアイフュージョン

エクストラに覇王紫竜オッドアイズヴェノムが必要な上に、素材の踏み倒しには条件があるカードです。

ですが、条件に合うなら覇王紫竜と捕食植物でグリーディーヴェノムが出せ、覇王紫竜二枚を素材にすれば一枚から貫通効果持ちの覇王眷竜スターヴヴェノムも出せます。

相手がキメラフレシアによって超融合をサーチされるのを恐れ、闇属性モンスター含まないモンスターで盤面を作ってきた場合にサーチするととても有効です。

 

 ②アドバンテージを稼げるようにする。

自分のカードを増やしにくいのでその欠点を補うために一工夫が必要です。

そこで融合再生機構プレデタープランターを主に使い、モンスターを使いまわしていきます。

一番使いまわしたいモンスターはサーチ効果と手札誘発効果を持つセラセニアントです。

 

③捕食計画を伏せる

①の動きで出したドラコスタペリアを強くするだけでなく、ドロソフィルムヒドラによるリリース、墓地効果が後続の融合召喚に反応して場を破壊、と伏せられると今後の動きが楽になります。場の捕食カウンターがあることで効果を使いやすいカードも多いので、それらが手札にあるなら②よりも優先度は高めです。

また、捕食カウンターがレベル変動効果を持ち、シンクロエクシーズデッキに強いのでそういう相手の場合も②よりも優先度が高い行動となります。

 

 

 

 狙いたい動きの結果

 ①②③の狙いたい動きを徹底することで

相手のエースを倒しつつ「自分が相手のどんなモンスターに対しても解決手段を持つ状態」を維持する

というのが理想です。

 

 

 最後に

先攻を取る必要もなく、たいていのモンスターは倒せるのですごい楽な姿勢でデュエルに臨めます!

一期一会であることが多い対戦交流会ではかなりお世話になっているデッキです。

相手のエースモンスターを突破していく感覚は病み付きになるのでぜひ使ってみてください!